ゴールデンエッグス を知ってるか?

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突然ですが「ゴールデンエッグス」って知ってますか?
簡単に言うとアドリブが面白い日本のCGアニメです。
ではいってみよう!

ゴールデンエッグス とは?

【引用】渋谷文化project  https://www.shibuyabunka.com/topics.php?id=685


2005年ー2007年にCGアニメーション制作スタジオ「PLUS heads inc.(プラスヘッズインク)」によって制作された日本のCGアニメです。
正式名称が「The World of GOLDEN EGGS(ザ ワールド オブ ゴールデンエッグス)」とは私も最近知りました。
「ゴールデンエッグス」とは可能性に満ちた「金の卵たち」を意味しています。

ストーリーは、アメリカの地方都市を思わせる「Turkey’s Hill (ターキーズヒル)」を舞台に、個性豊かな住人たちの物語が1話完結で描かれています。
1話15分なので、CGアニメでコントを見ている感じです。

「アフレコ」じゃなくて「プレスコ」

このアニメの特徴は何といっても「プレスコ」で制作されているというところです。
「プレスコ」とは、声を最初に収録してそれに合わせて映像をつけるという技法で、通常のアニメで行われる「アフレコ」の逆ですね。

ゴールデンエッグスはストーリーの設定だけが決まっていて、あとは台本なしでアドリブで進むので、会話の途中でツボにはまって笑ってしまっても、セリフに噛んでも、くしゃみをしても止まることなく進んでいきます。
どんなアクシデントにもアニメーションは合わせて動いていくのがまた面白いです。

男2人で50人(匹)の声を担当

メインの声は男性2人。2人とも本業は声優ではありません。
デザインオフィス「ONE MAN SHOW」代表の大岩正志氏が「LARRY」という名で声を担当。
もう一人は「MONICA」という名で声を担当しています。
この「MONICA」は会社員の方だそうで、会社にバレないよう名前は出しておらず、写真やイベントではマスクをつけて顔も出していません。

あるときは女子高生、あるときは七面鳥、そしてあるときは関西弁のアメリカ人ボディビルダー、などのクセありキャラクター全ての声を2人が担当しています。
2人が演じるキャラクターの数は合わせて約50人!!(Wikipedia参照)
一つのアニメでこれだけの声を担当するって、もうギネス級です。

魅力的なクセありキャラクターたち

ゴールデンエッグスの魅力の一つでもあるクセが強いキャラクターたち。
この特徴的なキャラクターデザインは文原聡氏が担当しています。

文原氏が他に手掛けたもので有名なのが、2006年~2009年頃までテレビで流れていた日産「NOTE」のCMで「アルプスの少女ハイジ」をパロディ化した「低燃費少女ハイジ」です。
「おじーさーーん 低燃費ってなーーにーー?」って、あの、ちょっとイラっとするやつです 笑
さらに、ディズニー公認キャラクター「キュービックマウス」、漫画「北斗の拳」、湘南乃風「曖歌」のPV、などいろいろとコラボしています。
「キュービックマウス」にいたってはディズニー感が皆無です。夢の世界ではなく、違う世界です 笑

そんな文原氏がデザインしたゴールデンエッグスのキャラクターたちの、クセの強い魅力にハマってしまうはずです。

【引用】BANDIT-Selected Toys https://banditqueeeen.blog.fc2.com/blog-entry-489.html
北参道(東京)に店舗を持つ、アメトイやフィギュアなどを扱っている映画グッズ専門店
写真は「キュービックマウス」のグッズです。

安室ちゃん!? 小栗旬!? 豪華なゲストボイス

スペシャルエピソードには、ゲストボイスとして数名の芸能人が参加しています。
安室奈美恵、小栗旬、高橋幸宏、勝地涼、鈴木杏、上原さくら (Wikipedia参照)

安室さんは、沖縄出身の民浴音楽グループ「GUSHIケンバンド」のメンバーの一人、安邑(アムラ)というキャラクターで出演しています。
「お腹痛い・・」「帰っていいですか?」「解散したい」というネガティブな性格ですが、いざ演奏が始まると奇妙な楽器を弾き、「あああーー」と叫びながらきちんと仕事をこなします。

小栗旬さんは、『オレの爺ちゃん』というエピソードで寝たきりのお爺さん「エミリオ」というキャラクターで出演しています。
(このブログのトップ画像のおじいさんです)
「あああーー」と終始苦しがっていて、最後に「ハ、ハ、ハ、ハサミ・・」という唯一のセリフで物語を締めくくります。

上原さくらさんはヨガのインストラクター「チェリー」というキャラクターで『MORI MORI EXCERCISE』 というエピソードに出演しています。
料理家の平野レミさんをフルマックスにしたようなハイテンションで、ヨガのポーズを紹介するのですが全部間違ってます 笑
アドリブを終始マシンガントークでこなす振り切った演技は最高です。

ゴールデンエッグスでは普通のことはさせてもらえないようです。
小栗さんに関しては、言われてもわからないレベルです。

年代問わず楽しめる!(と、思う)

ゴールデンエッグスは2000年代に制作されたものですが、最近観ても面白かったです
なんというか、古い感じがしないです。

昔好きだった映画や漫画を今見返すと、映像や展開が古く感じて「ああ・・・」となったり、時代に合っていないストーリー展開などに「ああ・・・」となって、時代の流れに少し寂しい気持ちになったりしたことないですか?
ゴールデンエッグスはそれらが「ない」んです。(と、思います)

ゴールデンエッグスを今まで知らなかった方はもちろんですが、昔観ていた方も是非もう一度見返してみてはいかがですか?
年齢問わず楽しめると思います。
少し元気がないときなどにもおすすめです。いつの間にか笑っていると思います。
WE ARE GOLDEN EGGS!!


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